MANIC

    レビューガイドライン

    MANICでは十分な量の文章をもって作品に評価を下す。 しかし、長文を読むことは時として億劫で、退屈なゲームのレビューを読むために貴重な時間を奪われることは苦痛かもしれない。 また、レビュアーからしても特定の作品を特別強く押したいというときもある。 その際に何らかのわかりやすい指標があればいいというアイデアはスコアという形で広く使われてきた。

    MANICでは点数ではなく一定の基準で作品にラベルを付けるが、本質的にはスコア方式との違いはない。 ここで注意されたいこととして、あくまで文章が主であり、以下の判定は文章をわかりやすい形で翻訳したものに過ぎない。 判定のみを取り出して論じることに意味はない。

    傑作

    単純に遊んで楽しいという体験を超えた、未来へと語り継がれなければならない人類の宝。 未来のレビュアーはこれらの傑作を遊び、価値観をアップデートし、未来の作品を評する。 未来のクリエイターはこれらの傑作を遊び、価値観をアップデートし、未来の作品を創作する。 そうしてゲーム文化全体が緩やかに前進する。その大いなる序章にふさわしい1作。

    秀作

    単純に遊んで楽しい最高の1作。 人生を豊かに過ごしたいなら遊ばない手はない。 1年を振り返る際にまず間違いなく名前が挙がるその年の代表作。

    良作

    無条件で他人におすすめできる最低限の基準。 気になる点がないと言えば嘘になるが、この作品を遊ぶべき理由に比べれば大したことではない。 何を遊ぶべきかを迷っているのなら良作以上の判定が下された作品を遊ぶべきだろう。

    佳作

    良い点は間違いなく存在する。しかし、悪い点がどうしても頭からこびりついて離れない。 つまらないわけではない。しかし、面白いかと聞かれると少し困ってしまう。 もしあなたが根っからのインディーゲーマーで有名作はあらかた遊び終えてしまっているなら本作を検討してもいいかもしれない。

    凡作

    味のないガムを噛んでいるかのような体験。暇つぶしにはいいかもしれない。どうせ明日には忘れている。

    駄作

    駄作を遊ぶとまず間違いなく怒りが湧いてくるだろう。 しかし、そこで開発者に怒りの矛先を向けるのは見当違いだ。 こんなつまらない作品を面白いかもしれないなどと見間違えた濁った自分の目を恨むべきだ。 間違ってもおすすめしない。

    怪作

    上記の6分類は概ねスコア方式として考えてもいい。しかし、怪作だけは例外だ。 例えば特定の要素は素晴らしいにも関わらず、全体の体験としてとんでもなく酷い作品というのが時として現れる。 そのような、上記の6分類に当てはめることができない作品を怪作として扱う。 はっきり言って怪作判定はレビュアーの説明放棄であって、この判定が出ることは望ましいものではない。 しかし、うまく言い表せないものに対する誠実さとして、これ以外の方法が思い当たらなかった。